好調なスタート ステージ1 レビュー
Cordoba(アルゼンチン)(2010年1月2日) Team HUMMERにとって今日はステージ1のスタート日。それは同時にライバル達との戦いが始まる日でもある。当初251 kmあったステージの距離も週前半の大雨のため、残念ながら52 km短縮され、最終的な競技区間は199 kmとなった。ロビー・ゴードンとMonster Energy / TOYO TIRES HUMMERはOverall6位でFinishし、ステージの勝者であるNani Romaには及ばなかったものの去年の結果を上回った。
「現時点でこの順位で満足している。何度かコースアウトしたけど、トップから4分48秒差だからね。去年はこのステージでうまくいかなかったから、それを考えたら十分だよ。」
残りのTeam HUMMERについていえば、ドライバーがH3 HUMMER特有のドライビングスタイルを習得したVanguard HUMMERにとっては、良い1日となり、このステージではトップから13分53秒遅れでゴールした。
また、チリがスポンサーのCarlo Degavardoが操るHUMMERには違うストーリーが待っていた。Carlo Degavardoはステージのゴール間際でブレーキラインの故障とスロットルケーブル全開でスタックしたままコーナーに突入し、クラッシュしてしまう。幸運にも破損したのはフロントガラスと右側のドアミラーにとどまり、CarloとナビゲーターのJuan Pablo Rodriguezはレースを続行してOverall 39位でFinishした。
明日のステージはCordobaからLa Riojaにかけて。今日と同じような地形ではあるがHUMMERの2WDシステムにはより一層ハードなものとなるであろう。

ステージ2レビュー
La Rioja(アルゼンチン)(2010年1月3日) 2010ダカールラリーのステージ2は天候により30分遅れでレースが開始された。天気が回復するとTeam HUMMERは前日の素晴らしい走りを再現した。ロビー・ゴードンはCordobaをスタートする最初のHUMMERとして勝利を目指して走り出した。この地形は2WD車よりも4WD車の方が好都合であるにもかかわらずロビー・ゴードンはペースを保ち、更にはリードする場面も見られた。唯一の問題といえば左前タイヤがコース上の大きな岩でパンクしてしまったことぐらいだ。
ロビー・ゴードン:「今日の問題はパンクに手間取ったことだけ。Andyと僕はタイヤ交換の練習をしばらくやっていなかった。現時点で12分のロスは悪くないし、明日は砂漠だけだから僕らにとって有利なはず。」
ロビー・ゴードンとMonster Energy / TOYO TIRES HUMMER はこのステージを11位で終え、現在Overall 9位。トップとの差は12分28秒。
Carlo Degavardoがハンドルを握るチリのHUMMERは36位でゴールしOverall 38位となりステージ1よりも良い結果を残した。Overallでトップとの差は1時間13分。
Vanguard HUMMERはレース開始から5 kmの所で大事故を起こしてしまう。ドライバーのステアリング修正ミスによりHUMMERは2度回転して崖に転落し、ルーフで着地。幸運にもドライバーとナビゲーター、どちらもこの大事故で負傷することはなかったが、Vanguard HUMMERは無傷では済まなかった。Vanguard HUMMERが崖の下でお手上げ状態となりドライバーもナビゲーターもライバル車が通過するのを横目にどうすることもできないでいた。1時間後、Team HUMMERのサポートトラックの一台が到着しVanguard HUMMERをコースへと引き戻すことはできたが、車両のダメージが大きく、数時間もの遅れをとってしまった。車両は余儀なくLa Riojaのビバークへと戻され、ドライバーはチームによるダメージ確認を待つしかなかった。
ステージ3はLa RiojaからFiambalaにかけて、259 kmの移動区間と182 kmの競技区間から成る全長441 kmのコース。先頭の車両は現地時間の7:07にスタートしロビー・ゴードンが乗るMonster Energy / TOYO TIRES HUMMERは11位からスタートする。

ステージ3レビュー
Fiambala(アルゼンチン)(2010年1月4日) この日の午後、ステージ3の砂丘のセクションでTeam HUMMERは不利な状況に悩まされていた。チームは初めこの砂丘地帯がHUMMERに有利だと考えていたが、小型のリストリクターがもたらす馬力の低下により、HUMMERの推進力が不足し、ステージ3を特徴づける深い砂漠の走破が難しくなっていた。ロビー・ゴードンは、「砂丘地帯ではHUMMERの2速での走行が難しくスタックしてしまい貴重な時間を失った。」とコメントした。ロビー・ゴードンはステージ3の走りについてこう語っている。
「僕らの大きな問題はリストリクターだと思う。僕のトップスピードは約165マイルでVolkswagenは190マイルだ。加えて僕のMonster Energy / TOYO TIRES HUMMERには燃費の問題で追加のウェイトを積んでいる。このステージの砂丘を走破するには車に推進力が必要だ。回転を上げた後抑えようとするとスタックしてしまう。明日は気持ちを切り替えてまたトライするよ。」
Monster Energy / TOYO TIRES HUMMERのロビー・ゴードンはこのステージを12位で終え、トップとの時間差を1時間4分としOverall 9位となった。この日は残念なことが更に続く。Vanguard HUMMERが57 km地点付近でミッションに不具合を起こし、更にその10 km手前でクラッチトラブルに見舞われたCarlo De Gavardoと共に牽引されるという事態。Team HUMMERサポートトラックの一台による牽引後、どちらの車両もビバークに戻ることはできた。
この日はチームにとって早く忘れてしまいたい日となった。今夜はFiambalaでチームを再編し明日のステージ4でベストを尽くせるように調整してくるだろう。ステージ4はFiambalaからCopiapoにかけて394 kmの移動区間と203 kmの競技区間、そして32 kmのビバークに戻るための移動区間の合計629 kmの距離で構成されている。先頭の車両はビバークを現地時間で6:05にスタートし競技区間のスタートは午後12:05から。

ステージ4のレポートはこちら
情報供給元:Team HUMMER