ノースカロライナ州シャーロット(2011年3月14日) -
Tecate SCORE San Felipe 250は、SCORE International Seriesのアンリミテッド・トロフィートラック・クラスにとって、クルマに厳しいことで有名だ。だが、ロビー・ゴードンとSPEED Energy/Toyo Tires Off-Roadチームはいつも「一か八かの勝負をかける」意気込みでこのレースに挑む。過去2年のゴードンの成績は2位。とくに昨年は、ショックアブソーバーを破損しつつも完走してのける奮闘ぶりを見せた。トラブルさえ起きなければ、今度こそ「三度目の正直」で優勝に手が届く――チームはそう確信していた。
レースに備え、ゴードンとチームクルーたちはコースを事前試走して異なるライン取りを試したり、今年と過去のコースの違いを比較したりした。「コースレイアウトはここ数年、そんなに変わっていない。ただ、雨がどれだけ降るかによって路面がかなり荒れてくるのは間違いない。ウォッシュ(枯れ川)の状態はまるで変わってしまう」とゴードンはレース前日に語った。下見は首尾よく終わり、ゴードンの照準は2011年Tecate SCORE San Felipe 250優勝という栄光にぴたりと合わされた。

ゴードンは9番手スタート。何台かの有力なライバルたちに打ち勝つためには、舞い上がる砂煙の中を果敢に攻めるほかない。レースは序盤から激戦となった。レース距離70マイルを消化した時点でゴードンは2台をパスし、序盤はペースを維持する走りに徹する。しかし、タイヤ交換の間に今回優勝したロブ・マッカクレンに先行を許してしまった。チームは距離90マイルまでに、勝負の行方を左右するリアタイヤ交換と給油のためのピットストップを予定していた。チェックポイント2でゴードンは短いストップを行い、その間にラップタイム計測によって順位を確認した。コースの次のセクションであるMatome Washに向かったが、ここでトラブル発生。リアのギアを失ったようにゴードンは感じた。

すさまじいバイブレーションに悩まされながら、それでもレースを続行する。20秒前方にはパンクしたジェシー・ジョーンズがコースと岩の間で立ち往生していて、これに3台が引っかかっていたおかげで、ゴードンは先行するクルマに対して貴重なタイムを稼ぐことができた。ジョーンズがどうにかコース復帰したとき、ゴードンはまさに彼を抜こうとしていた。2台は数マイルにわたって接戦を繰り広げたが、やがてゴードンが遅れ始める。「パンクだ。左のリヤがパンクした!」ゴードンは無線に向かって叫ぶと、ナビゲーターのケロン・ウォルシュとともにトラックを飛び降り、タイヤ交換を試みた。そこで2人は、もっと大きな問題が起きていることを知ったのだ。
不運なことに、ドライブシャフトがダメージを負っていた。レース続行を諦めるほか2人に打つ手はなかった。駆動系のキャリアベアリングが故障していて、それがバイブレーションを引き起こしていたのだ。また、左リアのショックアブソーバーも破損しているのが見つかった。これはタイヤのトラブルが原因と思われた。
「今年のオフロードは不運続きで、本当にがっかりだ。Tecate SCORE Baja 500に向けて良いスタート位置を確保できるせっかくのチャンスだったのに、ふいにしてしまった。初心にかえってBaja 500の準備に取りかかるよ」
次戦は、メキシコ・エンセナダで6月2日から5日に開催される2011年Tecate SCORE Baja 500だ。チームはカリフォルニアに戻り、オフロード最大のイベントの1つに向けて風向きを変えるべく全力で励む。
Provided by Team Robby Gordon