第10ステージ:レポート
タフな一日、だがまだ戦いは終わっていない
チリ・アリカ(2012年1月11日)― 第10ステージはチリで戦う最後のステージ。ロビー・ゴードンにはラスト30kmで無情な運命が待っていた。彼は一番手でコースに飛び出したが、早々にMINIのナニ・ロマとステファン・ペテランセルに抜かれてしまう。第1チェックポイント過ぎでの差はわずか3分、そこから反転攻勢に打って出ると、第3チェックポイントでは通過順でペテランセルから30秒遅れまで詰めた。順位では2分差の3位。総合首位を射程内にとらえ、ゴードンはここぞとアタックをかけた。
しかし、不運なアクシデントでゴードンのステージ2連勝のチャンスはふいになった。彼は大クラッシュで傷ついた「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」をよろよろとフィニッシュラインまで運んだ。4位だった。タイムロスが13分だけで済んだのは運が相当良かったといえる。
総合3位に後退したゴードンは次のようにコメントした。「残り30キロというところでペテランセルのテールにぴったりつけた。抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げたが、彼は前を譲ろうとしなかった。両車ともウェイポイントを1つ見逃してしまって、それから僕は彼を出し抜こうと全力でプッシュした。なのに、ペテランセルのダストに飛び込んだとき、大クラッシュをやらかしてしまったんだ。横転はしないで済んだけれど、リアタイヤがパンクして、Aアームとトランスミッションを壊した。20分近いロスは痛い。でも、僕らはこんなことで諦めたりはしないよ。一晩でクルマを修理して、また明日戦う。何だって起こり得るんだ。...彼ら(MINI)にだってうまく行かない日があるはずだろう」

残り4ステージ、総合優勝争いはペテランセル、ロマ、ゴードンの三つ巴に絞られたようだ。このうちの誰が勝ってもおかしくはない。