ダカール2012:総括
Team SPEED、上出来の結末
ペルー・リマ(2012年1月15日) ― ダカール2012を締めくくる最終ステージ、ペルー・リマのゴールラインを誰よりも先に駆け抜けたのはロビー・ゴードンとジョニー・キャンベルのアメリカ人コンビ。今大会3回目、Team SPEED全体では5回目となるステージ優勝を飾り、またひとつ歴史に足跡を刻んだ。並みいるライバルたちばかりか主催者側からも逆風が吹く困難な状況の中、それでもカーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」は常にダカールの主役だった。ゴードンの戦績はトップ5フィニッシュ計10回、最終順位は5位。過去最高位(2009年の3位)には届かなかったものの、掛け値なしのベストパフォーマンスだった。

「何もかもSPEEDのおかげだ。僕らのHUMMERはまさしく優勝できるクルマだった。ただ僕が幾つかのミスを犯して、その結果が高くついてしまっただけだ。でも、いい気分で帰ることができて嬉しいよ。来年の話もいつでもOKだ」と、今年の挑戦を振りかえって話したゴードン。新たに組んだナビゲーターのジョニー・キャンベルにも称賛を送った。「ジョニーはまったく素晴らしいやつだ。他の誰が悪かったってわけじゃない、これまで一緒に走った例えばケロン・ウォルシュやアンディ・グライダーなんかもみんな優れたナビゲーターたちで、つまり僕がいかにラッキーな男かってことだよ。ジョニーのおかげで僕はドライビングに集中できたし、マネジメント面でも彼の貢献があったからこそ僕らは総合優勝を狙えるチームになれたと思う」
ゴードンはスポンサーやファンたちにも感謝している。「Toyo Tires、Traxxas、Mapei、Menard's、SPEED Energy Drink、Polaris、4Wheel Parts――僕らと共に一年を駆け抜けてくれた最高のスポンサーたち全てに感謝を捧げたい。彼らなしにはこの結果は得られなかった。世界中のファンたちにもありがとうと言いたいね。中でも南米のファンには大きな声で伝えたいな。みんな本当にレースを愛していて、どこへ行ってもホームグラウンドにいるみたいな気持ちにしてくれた。僕はいつでも楽しいレースを心がけていて、ファンのみんなにも楽しんでもらいたいと思ってる。そのとおりになっていれば嬉しいね」
2012年のTeam SPEEDは、とにかく巻き返しをはかる。ロビー・ゴードンが作り上げたチームは、ダカール総合優勝の栄光に今一歩のところまで迫った。第9ステージまで、彼らは総合首位からほんの数分差のポジションにつけていた。残念なことに、タイヤ内圧調整システムをめぐる騒動に集中力が乱され、ゴードンとチームは総合優勝という最大の目標に専念するのが難しい状況に追い込まれてしまった。この逆境にもめげず、チームはゴードンとアルアティヤの2人によって計5回のステージ優勝を成し遂げ、期待外れに終わった前回2011年大会の鬱屈を晴らした。
2013年大会では、ゴードンもTeam SPEEDも優勝以外は求めていない。共にこれから長い旅路を経て米国に戻り、来年の準備を始めることになる。