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update 2011/01/21 17:05
2011/01/01-05 Dakar Rally 2011 <レポート>
Team HUMMER ダカールラリー2011 プレビュー
110101_ダカールラリー2011 ノースカロライナ州シャーロット(2010年12月21日)―ダカールラリーの名で知られ耐久性と決断力の試金石とみなされている国際大会も、2011年の開催で33回目を数える。2008年に主催者ASOがアフリカ・モーリタニアの治安悪化を理由に開催地をアフリカ大陸以外に移して以降、南米のアルゼンチン・チリ両国が舞台となるのは3年連続。1月1日から16日まで9500キロ(5903マイル)超の長丁場を走破するダカールラリーは、もちろん「世界一過酷なレース」である。

「SS」と呼ばれる13のタイムトライアル区間の記録をもとに、15日間の大会を通して最もタイムの短かった者が勝者となる。競技参加者らが駆け抜ける地勢は極めて厳しい。競技区間のほとんどはオフロードで、砂丘や泥地、キャメルグラス(ラクダ草)、岩地などを乗り越えて行く。ダカールラリーで成功するには、チームは3つの要素を備えていなくてはならない。すなわち最高水準の装備、一流のドライビングテクニックとナビゲーション技量、そして真の決断力と忍耐力だ。ダカールラリー優勝という究極目標の達成を目指すチームにとっては、人・車両を問わず、ほんの些細なミスが貴重なタイムの損失に繋がる。

110101_ダカールラリー2011 Team HUMMERは2台体制で臨む。世界屈指のオフロードレーサーであるロビー・ゴードンが、カーナンバー303「Speed Energy / Toyo Tires HUMMER」を駆って7回目のダカールに挑戦する。めまぐるしく地勢の変化するこのクロスカントリー・ラリーの攻略にあたり、彼が頼りとするのはナビゲーターのケロン・ウォルシュだ。ゴードンはアメリカ人として初めてステージ優勝を飾ったレーサーで、ダカールでの勝ち方を知っている。「ステージ優勝は最高だった。でも、ダカールを総合制覇する初のアメリカ人になれば、きっともっと堪らない気持ちだろうね」とゴードンは語る。「経験から分かっているのは、ラリーそのものに打ち克って初めてライバルにも勝てるということさ」

2台目のエントリーについては、来週早々にも公式発表される予定だ。

ダカールラリー競技スタート
第1ステージ:ヴィクトリア - コルドバ
コルドバ(アルゼンチン)(2011年1月2日)―ダカールラリーは今日から競技スタート。ここから先は、憧れのダカール覇者の栄誉を賭けたライバル同士の真剣勝負だ。今大会、タイムトライアル区間のあるステージは13あり、その最初を飾る第1ステージはヴィクトリアからコルドバまで566キロの移動区間と222キロのSSで構成されている。

110101_ダカールラリー2011 土砂降りがTeam HUMMERにとって予期せぬ障害となった。ルート上空を飛ぶTV撮影用ヘリからは、4輪部門の参加車両がスリップしたり滑落したりする様子が見られた。カーナンバー303「Speed Energy / Toyo Tires HUMMER」のロビー・ゴードンはこの日のSSを4番手からスタートし、137キロ地点に設けられた第1チェックポイントを9位で通過した。首位は昨年総合優勝のカルロス・サインツ。

スリッピーなコンディションが不利に働き、ゴードンはサインツから11分4秒遅れの2時間29分36秒で第1ステージを終えた。このタイムによりゴードンは総合8位で明日の第2ステージに進み、コルドバからサンミゲル・デ・トゥクマンまで山岳地帯を抜ける324キロのSSを戦う。

ロビー・ゴードン(カーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」):「今日のSSは4番手スタートだったけど、残念ながら8位に終わった。アルゼンチン国内の区間では、僕らがそうありたいと望むほどTeam HUMMERが強くないだろうことは分かっていた。ただ、今日は天候とテクニカル・ラリー系のコースにちょっと予想以上に苦しんだね。ステージをリードしたサインツとペテランセルは土砂降りになる前にスタートしたから、荒天の影響を実質的には受けなかった。他の車両とタイム差がついたのは、だからだよ」

「SSの滑り出しは良かった。だがその先には幾つかの困難が待ち構えていた。ケロンのマイクが使い物にならなくなってしまって、僕ら2人はステージの途中でヘルメット交換をしなければならなかった。1回コースオフもしたし、泥がひどくてワイパーのウォッシャー液を使い切ってしまった。一連のミスで全体で1分くらいロスしたんじゃないかな。今日のステージで5分差をつけられる覚悟はしていたけど、11分差は予想外だ。その点ではがっかりしている。レースはまだ序盤だけど、明日は少し巻き返しを図らないとならない。ライバルたちの中にはこの序盤ですでにトラブルが発生した者もいる。僕らとしては、チリに入る前に今日のトラブルからさっさと挽回したいね、タイムを稼ぐまたとない好機だから。国境ではトップから10分以内に付けていたいよ」

「明日のステージは山岳地帯を行くことになるはずだ。これは2つの理由で僕らに不利だ。まず、Team HUMMERの車両はターボエンジンを積んでいない。それから、コース幅が若干狭い。バンプもあると聞いているけど、その点は僕らに有利に働くかもしれないね」

カーナンバー327「SPEED Energy / Cristal CERO HUMMER」のエリセオ・サラザールは、28位で今日のステージを終えた。

第2ステージ:コルドバ - サンミゲル・デ・トゥクマン
110101_ダカールラリー2011 サンミゲル・デ・トゥクマン(アルゼンチン)(2011年1月3日)―昨年のダカールラリーはコルドバからラ・リオハに向かったが、今年の第2ステージはサンミゲル・デ・トゥクマンを目指すダカール初の新ルートで争われた。
ロビー・ゴードンは、標高も地勢も刻々と変わるこの日のステージではチームの活躍は見込めないと知っていた。しかし、結果はその彼でさえ思いも寄らなかったものとなった。カーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」はステージ途中でメカニカルトラブルを抱え、修理のためストップを余儀なくされたのだ。結局、ゴードンはステージ46位フィニッシュとなり、総合順位もトップと1時間6分55秒差の21位まで後退してしまった。

「最初のいくつかのチェックポイントを通過する間は実際、なかなか良かったんだ。あるコーナーで、こっそり忍び寄ってきていたそのコーナーの存在に僕は気付かなくて、そのまま『SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER』をコースオフさせ、大きな岩にぶつかってしまった。チームにとって実に不運だ。今や僕らはチリに向かうにあたって、数分どころか1時間差を追っている。間違いなく大変な仕事を抱え込んだわけだけど、まあ、うまく行くだろう。まだまだ先は長いんだからね」と、肩を落としてロビー・ゴードンは語った。「今日のステージでフロントを岩にぶつけた影響で、車両は少々ダメージを負ってしまった。ミスを挽回しようとギアをバックに入れたらトランスミッションが壊れて、バックに入らなくなってしまったんだ。今日は故障のせいで1時間はロスしたんじゃないかな。とても大きなロスだよ」

明日の第3ステージは、サンミゲル・デ・トゥクマンからサン・サルバドール・デ・フフイまで、2パートに分かれたSS計500キロを戦う。

第3ステージ:サンミゲル・デ・トゥクマン - サン・サルバドール・デ・フフイ
110101_ダカールラリー2011 サン・サルバドール・デ・フフイ(アルゼンチン)(2011年1月4日)―メカニカルトラブルによる第2ステージでの無念を晴らすべく、失地回復に燃えるカーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」は再び不慣れな路面に戻ってきた。2010年大会の第3ステージはラ・リオハからフィアンバラへ抜けたが、今年はより東側にルートを移してチリに入る。サンミゲル・デ・トゥクマンをスタートして迎えるこの日のSSは総距離500キロ(165マイル)、2パートに分かれている。

ロビー・ゴードンとナビゲーターのケロン・ウォルシュは、第3ステージで貴重なタイムを稼いだ。総合21位からスタートしたゴードンはステージ15位でフィニッシュし、カーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」の総合順位は17位まで上がった。総合首位のカルロス・サインツからは1時間32分42秒の遅れ。順位を上げたゴードンだが、車両のパフォーマンスには満足していない。
110101_ダカールラリー2011 「僕らは窮地に追い込まれてばっかりだ。SS前半でかなり前を抜いたけど、そこでトランスミッションポンプが死んだことに気付いたんだ」とゴードン。彼の「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」は一日中、高温状態での走行を強いられ、SSでもポテンシャルを活かしきれなかった。パフォーマンスに苛立ちを隠せないゴードンは続けた。「メカニカルトラブルさえなければ、今日のSSはうまくいっていたはずだ。ルートにはとてもテクニカルな部分があって、序盤の起伏に富んだ部分なんか僕ら向きだったからね」

5日目の第4ステージは、サン・サルバドール・デ・フフイからカラマまで。ダカールラリーはアルゼンチンを一時離れ、パソ・デ・ハマを抜けてアンデス山脈を越えて行く。第4ステージのSSは207キロ(128マイル)だ。

ロビー・ゴードンのダカールラリー挑戦は残念な結末に
ノースカロライナ州シャーロット(2011年1月7日)―Team HUMMERが12月27日にアルゼンチンへ向け旅立ったとき、早々にリタイヤして帰国という未来はプランに含まれていなかった。5日行われた第4ステージの途中、カーナンバー303「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」は2011年のダカールラリーを失格となった。SSに向かうリエゾン区間でホイールベアリングを破損した後、チームは時間と闘いながら修理を急いだ。しかしサポート車両を派遣する時間的余裕もほとんどなく、チームに与えられた時間内に新しいホイールベアリングを装着することができなかったため、自動的に失格扱いとなったのだった。

110101_ダカールラリー2011 「がっかりしたなんて言葉じゃ、今の僕の気持ちは到底説明できやしないよ。僕だけじゃない、関係者全員ともだ」とゴードンはコメントした。ドライバーとしてゴードンは、一級のサポート体制、スポンサー、ファンなしにチームとして成功することはできないと知っている。「このプログラムに注ぎ込まれた努力という努力、献身という献身を思えば、早すぎるリタイヤという結果はとても耐えられない」
ゴードンは続けた。「これまでのパフォーマンスからはそうは見えなかったかもしれないが、この挑戦に費やされた時間は計り知れないんだ。ホイールベアリングを破損するなんて、ただもう、うんざりだよ。本当にものすごく失望した」
「同じホイールベアリングはトロフィートラックでも使っていて、『SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER』でも何千キロと距離を重ねてきたものだ。それでも、このパーツが壊れたことは一度もなかったのに」
アルゼンチンから機材が戻り次第、車両は全パーツを徹底的に検査し、何がトラブルを引き起こしたのか調べて来年のラリーに備えることになる。

ともあれ、ゴードンはメールやFacebook、twitterを介したファンの声援に感謝している。「僕には世界一のスポンサーとファンがついている。彼らを落胆させたくはないんだ」
ゴードンは来週米国に帰国するが、その前にエリセオ・サラザールのサポートとしてルートを回ることを決めた。明日はジャーナリストたちを招いて「SPEED Energy / Toyo Tires HUMMER」への試乗機会を提供する予定だ。

110101_ダカールラリー2011
Provided by Team HUMMER



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